ホーチミン:市内交差点で交通整理する外国人男性が話題に

2016/11/07 15:33 JST配信

 ホーチミン市の2区のボーチュオントアン通りとハノイ大通りの交差点でたくさんのバイクに囲まれながら汗水をたらし、地元の交通誘導員とともに交通整理をしている身なりの整った外国人男性が話題になっている。

(C)  vnexpress
(C) vnexpress

 この男性は、オーストラリア人のフィリップ・ロジャース氏。この交差点の近くにあるインターナショナルスクールで校長を務めている。夏ごろから毎朝7時半~8時半の通勤・通学ラッシュの時間帯に交通整理を行っているという。

 同氏は、「私の学校では、多くの保護者がバイクや車で生徒の送り迎えをしていますが、そのせいで毎朝渋滞を引き起こしていました。ですから、私が責任をもって、この地区の交通整理をしなければと思いました。ただでさえ、ベトナムは車両の数が日に日に増えていますからね」と話した。

 さらに同氏は、「政府は国民に公共交通機関の利用を奨励すべきです。そのためには、まずバスの質を改善する必要があります。今の車両は古く、シートも破れており、エンジンもよく止まります。また、人々の交通マナーはお世辞にも良いとは言えないので、交通参加者の意識も向上させないといけません」と続けた。

 通勤路としてこの交差点を通る女性Tさんは、「最初は、どうして外国人が交通整理をしているの?と思い、みんな珍しがってじろじろ見ていましたが、今ではそれも日常風景になりました」と述べた。また、フィリップ氏とともに交差点に立つ交通誘導員の男性は、「いつも彼と手分けして交通整理をしています。おかげで効率的に誘導ができているので、以前よりも渋滞が改善されたと思います」と語った。

[Duy Tran vnexpress 11/10/2016 | 00:11 GMT+7U]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 雨の日も太陽が照り付ける日も、平日の16時30分になると、誘導棒と笛を携えて自転車に乗り、ホーチミン...

新着ニュース一覧

 ハノイ市タイホー区人民委員会は13日、かつてのブオイ地区(現在のタイホー区ブオイ街区)で、「ゾー(do)...
 南中部沿岸地方クアンナム省資源環境局は15日、全国初となる省レベルの生物多様性博物館をタムキー市で...
 世界最大の旅行プラットフォーム「トリップアドバイザー(Tripadvisor)」は、「2024 トラベラーズチョイ...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 2024年5月7日、ディエンビエンフー戦勝記念日70周年(1954年5月7日~2024年5月7日)を迎えた。  ディ...
 財政省は、個人所得税法を含む複数の税法の見直しを実施中で、2025年10月に国会に改正草案を提出して意...
 ホーチミン市1区警察は16日、外国人顧客に売春婦を斡旋したとして男2人を起訴するとともに、韓国人客を...
 ベトナム共産党第13期(2021~2026年)中央執行委員会第9回会議が16日に開幕し、中央執行委員4人が新たに...
 米国最大級の建築設計会社スキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル(Skidmore, Owings & Merrill...
 商工省はこのほど、2023年のベトナムの輸出入状況や問題点などを網羅的にまとめた「ベトナム輸出入レポ...
 ベトナム文化交流イベント「ホーチミン市デイin大阪」が5月18日(土)と19日(日)に大阪城公園太陽の広場(...
 ミスコン開催大手の地場センバン社(Sen Vang)は、新たなミスコン「ミスナショナル・ベトナム(Miss Nati...
 地場CMC技術グループ[CMG](CMC Corporation)はこのほど、韓国法人のCMCコ
 ITエンジニア派遣大手の株式会社オープンアップグループ(東京都港区)は15日、ベトナムで組込制御の企画...
 訪問入浴介護や訪問介護などを手掛けるアサヒサンクリーン株式会社(静岡県静岡市)は、西北部地方ホアビ...
 保健省は15日、デング熱ワクチン、帯状疱疹ワクチン、23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチンの重要...
トップページに戻る