東南部地方ドンナイ省スアンロック郡スアンフー村にある薬物更生施設で6日10時頃、同施設に収容されている133人が棒や消火器などで施設の壁や門を破壊し、外部へ集団脱走する事件が起きた。同施設では、10月23日にも562人が集団脱走し問題になっている。
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収容者らは、消火器や棒などで施設を破壊したり、物品に火を付けるなどし、施設の門を開けるよう求めた。施設の外部に脱走した収容者らは、石などで武装し、通報を受けて現場に駆けつけた特殊警察に応戦。特殊警察車両のガラスを割るなどした。警察は催涙スプレーで鎮圧し、同日中に133人中61人を同施設に連れ戻した。
施設の責任者によると、同施設には収容能力の2倍に当たる約1500人の麻薬中毒者が収容されている。収容者のほとんどが前科者やHIV感染者、精神病患者だという。収容者らは、薬物治療に加えて道徳や法律、人格と行動の更生などの教育を受けている。