少女をさらって花嫁に、相次ぐ少数民族の習慣悪用

2017/02/10 05:41 JST配信

 西北部地方や北中部地方の山岳地帯に住む一部少数民族の間で、春が来るたびに若い男性が「嫁となる女性をさらう」習慣がある。テト(旧正月)開けにこうした習慣を悪用する事件が相次いで発生しており、大きな話題となっている。

(C) kenh14
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 この「嫁さらい」は、恋人の両親が求める結婚のプレゼントを揃えられない貧しい男性が、交際相手の女性の同意のもとで本人を「拉致」し、女性は事前に知っていても突然の出来事であるかのようにふるまい、大きな声で泣いて抵抗するそぶりを見せる習慣のことだ。

 男性の方が貧しく結婚できないカップルを助けるという意味では良い習慣だが、これを悪用する人もいる。西北部地方ラオカイ省サパ郡サパ村の路上で5日13時頃、15歳の少女がある男性とその家族数人に取り囲まれ、泣きながら激しく抵抗したにも関わらず無理矢理連れ去られる事件が発生した。その様子を撮影した動画がインターネット上に掲載され、大きな社会反響を呼んでいる。

 事件発生時、少女が通う学校の副校長がこの少女の友人から通報を受けて現場に駆けつけ、少女を解放するよう説得したが、男性らはこれに応じず、少女を自宅まで連れ去った。少女の両親と地元当局の代表者が男性の自宅を訪れ、少女は同日の夜になってようやく救出された。

 北中部地方ゲアン省クイホップ郡チャウロック村でも3日、南部に向かうバスを待っていた若い女性がバイク2台に乗った男性ら4人に取り囲まれ、さらわれるという事件が発生している。警察の捜査結果によると、4人中の1人が女性に片思いをしており、友人の助けを借りて習慣に倣い女性をさらったという。この女性は後に無事に救出された。

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