ペトロベトナム建設前会長「自ら出頭を決めた」、国営テレビのニュース番組に出演

2017/08/04 17:01 JST配信

 ペトロベトナム建設[PVX](Petro Vietnam Construction)の管理規定違反事件で国際指名手配され、このほどハノイ市で出頭したチン・スアン・タイン容疑者(男・51歳)は4日、ベトナム国営テレビ(VTV)のニュース番組に姿を現し、「自ら出頭を決めた」と発言した。

(C) zing
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(C) vnexpress
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 同容疑者は以前よりも痩せ、疲れた様子を見せながらインタビューに応じ、「当時は判断力が鈍ってドイツに逃亡した。逃亡している間は身を隠しながらの生活を余儀なくされ、心配する毎日を送っていた。家族と親友のアドバイスにより、情状酌量を受けるために出頭を決めた」と述べた。ニュースでは、同容疑者が自ら執筆して署名したと見られる7月31日付けの手書きの告白状を撮影した映像も放送された。

 これに先立つ2日、ドイツ政府は同国国内に亡命していた同容疑者を拉致し、ドイツの法律に著しく違反したとしてベトナム政府を強く非難した。さらに、駐ドイツ・ベトナム大使に対しても抗議し、大使館の職員1人を国外退去とした。

 これについて3日に開かれた外務省の定例記者会見でレ・ティ・トゥー・ハン報道官は、「ドイツ側の発言を残念に思う。公安省は7月31日、同容疑者がハノイ市で出頭したことを明らかにした。捜査当局は捜査を引き続き進めている」としてコメントを控える一方、「ドイツとの関係を重視しており、更に深めていきたい」と述べた。

 PVXは同容疑者が会長を務めていた2007年~2013年の間、ずさんな管理により▲3兆3000億VND(約161億円)の累積赤字を出した。それにもかかわらず、同容疑者は昇進を続けていた。公安省は2016年9月に国際刑事警察機構(インターポール)に通知し、同容疑者を国際指名手配したが、同容疑者はドイツに亡命した。

 同容疑者は現在、「経済管理に関する国家規定に意図的に違反し甚大な損害をもたらした容疑」および「資産横領容疑」で捜査を受けている。なお、ベトナムはドイツと刑事共助協定を締結していない。欧州連合(EU)諸国は、容疑者が死刑を適用される可能性のある場合、人道的な措置として母国へ身柄を引き渡さないことになっている。

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