グエン・バン・テー交通運輸相は、同省傘下のベトナム道路総局に対し、2019年は全国の交通事故多発地点の解消に集中するよう指示した。
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道路総局の報告によれば、2018年は予算全額を使用して国道と高速道路の計2万1400km強と橋梁229本などの補修・修繕を実施し、交通事故多発地点322か所を改善した。ただし、国道には中規模修繕期限を過ぎた道路が1万0773km、大規模修繕期限を過ぎた道路は5123kmあるが、損傷の大きい一部の箇所を修繕するに留まっている。また、国道上の6255本の橋梁のうち、約400本は幅が狭く老朽化している。
こうした状況を受けてテー交通運輸相は、「交通事故多発地点の解消を最優先する必要がある。各地方の交通運輸局は道路総局と協力して、交通事故多発地点を発見、調査し、2019年中に交通事故多発地点の解消に取り組まなければならない」と強調した。
また、修繕期限を過ぎている約1万6000kmの国道については、道路総局が現状を調査・評価し、修繕費用の配分案を作成して政府に提出するよう指示した。