公安省ハイテク犯罪防止サイバーセキュリティ局は27日午後2時、紅河デルタ地方ハイフォン市警察と協力して、同市ズオンキン区ハイタイン街区にある都市区「アワー・シティ(Our City)」で中国人が運営する大規模なオンライン賭博ルートを摘発した。
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警察は張り込み捜査を経て、警察官約500人を動員して摘発に踏み切った。警察は都市区内の建物の部屋約100室で働いていた中国人男女約380人(18歳~24歳)を逮捕し、携帯電話約2000台とコンピューター約530台のほか、銀行カード、現金などの証拠物件を押収した。
同ルートは中国人向けのオンライン賭博サイトを運営し、取引額は約30億人民元(約470億円)に上っていた。24時間営業のため、中国人らは都市区内で生活しながらシフト制で勤務し、外出も控えていた。
逮捕された中国人らは、ベトナムと中国が締結している犯罪人引渡し条約により中国側に身柄を移される見通し。
同都市区は面積が43haに上り、香港系ヒエップフォン・ベトナム(Hiep Phong Viet Nam)社が2000年代より開発しているもの。マンションや一戸建てのほか、5つ星ホテルや商業施設、病院などを併設すると当初は伝えられたが、現時点で完成しているのは一部のみで、多くの中国人が居住している。