愛する幼子2人を殺害した父親に死刑判決、妻と愛人の子と知り心中図る

2019/11/05 15:34 JST配信

 ハノイ市人民裁判所は1日、妻と愛人の間にできた子供2人を殺害したとして殺人罪に問われていたグエン・バン・ズイ被告(男・34歳)に死刑の判決を言い渡した。

イメージ画像
イメージ画像

 この事件は、2018年5月19日にズイ被告が自分の子供として育ててきた幼子2人に農薬を飲ませて殺害したというもの。ズイ被告もその直後に残りの農薬を飲んで自殺を試みたが、致死量ではなかったため、さらに自宅の3階から飛び降り自殺を図った。しかし、同被告は電線に絡まって一命を取り止め、愛する子供たちを自分の手で殺害してしまったトラウマに苦しみながら出廷することになった。

 同事件で殺害されたのは、ズイ被告の妻N・T・Hさんが不倫関係にあった男性2人との間にそれぞれできた、男児N・L・N君(当時5歳)と女児N・T・L・Vちゃん(当時3歳)の2人。

 ズイ被告は建設作業員、Hさんは販売員として働き、2人は2008年に結婚した。しかし長らく子宝に恵まれず、不妊治療を受けていた。そんな中、Hさんが2013年に長男を、2015年に長女を出産。幸せが続いて有頂天だった同被告は、子供2人を誰よりも愛し大切にしていた。

 しかしその後、Hさんに愛人がいたことが判明し、息子と娘がズイ被告に全く似ていないこともあり、周囲の人々も「子供2人はHさんの愛人の子供なのではないか」と疑っていた。そして、ズイ被告が秘密裏に依頼したDNA鑑定の結果、子供2人は同被告と血縁関係がなく、Hさんと別々の男性2人との間にできた子供だったことがわかった。

 ズイ被告は愛人との関係を断つようHさんを説得したものの、Hさんはこれを拒否して離婚を告げ、「どうせあなたの子供ではないから」と子供2人を連れて実家に戻った。子供がいない未来が怖くてたまらなくなった同被告は事件当日、子供を自宅に迎え入れて無理心中を図った。

 自宅に残された家族宛ての遺書には「火葬後は親子3人の遺骨を1つの骨箱に入れて欲しい」「お父さんお母さん、親不孝者でごめん」などと書かれていた。Hさんは涙ながらに情状酌量を求めたものの、裁判所はズイ被告が無抵抗の幼い子供2人を殺害したことを重く見て、死刑の判決を下した。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

新着ニュース一覧

 カナダを公式訪問したトー・ラム書記長 兼 国家主席は24日、マーク・カーニー首相とオタワで会談を行い...
 ホーチミン市で23日に開催された人工知能(AI)による生産性向上をテーマとするイベント「ベトナムAI生産...
 地場系コングロマリット(複合企業)CTグループ(CT Group)傘下の無人航空機(UAV)開発・製造会社であるCT ...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 店主の一家が次々とこの世を去った後、フン・リンさん(女性)とゴック・リエンさん(女性)は、市場の路地...
 科学技術省のブー・ハイ・クアン科学技術相は9月23日、米国ニューヨークでトー・ラム書記長 兼 国家主...
 南部メコンデルタ地方カントー市人民委員会は、決定第4902号/QD-UBNDを公布し、同市初となる「カントー...
 世界の航空関連情報を提供する英国のオフィシャル・エアライン・ガイド(Official Airline Guide=OAG)...
 フィリピンのファストフードチェーン最大手ジョリビー・フーズ・コーポレーション(Jollibee Foods Corp...
 ベトナム評価レポート社(ベトナムレポート=Vietnam Report)は、2026年の信頼性の高い食品企業トップ10...
 韓国最大の財閥サムスングループ(Samsung Group)傘下のサムスン電子(Samsung Electronics)のベトナム法...
 地場系コングロマリット(複合企業)チュオンハイグループ(Truong Hai Group=THACO)傘下のタコオート(TH...
 ホーチミン市建設局傘下のホーチミン市公共交通管理センター(Ho Chi Minh City Management Centre of P...
 ベトナム政府は、国家の電子身分証明アプリ「VNeID」とシンガポールおよびラオスの電子身分証明システ...
 国内最大手の格安航空会社(LCC)ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)と、
 ホーチミン市タンアンホイ村(xã Tân An Hội、旧クチ郡)のファンバンカイ(Phan Vă...
トップページに戻る