日本の機械式時計・腕時計ブランドのオリエントはこのほど、タンロン・ハノイ建都1010周年を記念する新モデルの腕時計「オリエント1010」を発表した。同モデルはベトナム国内での販売となる。
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これは、リ・コン・ウアン(李公蘊)が1010年に現在のハノイ市にあたるタンロン(Thang Long=昇龍)に遷都してから2020年で建都1010周年を迎えることを記念するもの。
「オリエント1010」は文字盤にハノイ市のシンボルの一つとなっている文廟・國子監の敷地内にある奎文閣(けいぶんかく)のエンボス加工が施され、裏側には南シナ海のホアンサ諸島(英名:パラセル諸島、中国名:西沙諸島)とチュオンサ諸島(英名:スプラトリー諸島、中国名:南沙諸島)を含めたベトナム全土の地図があしらわれている。
1070年に建てられた奎文閣は、孔子をはじめとする儒教の賢人を祀る廟堂で、ベトナムの文化と儒教文化の象徴となっており、ベトナム最古の大学があった場所としても知られる文廟・國子監の敷地内にある。