北部で最も大きな新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染源となり、3月28日から封鎖されているハノイ市バックマイ病院の産婦人科では、封鎖から4月7日までの間に5人の赤ちゃんが無事に産声を上げた。同科ではさらに約10人の妊婦が出産を待っている。
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ハノイ市当局は3月28日からバックマイ病院を「出入り禁止」とし、周辺に人員を配置し監視を続けている。同病院に勤める一部の医師や看護師なども市内のホテルで隔離措置を受けることになっている。
バックマイ病院は北部最高レベルの病院。入院患者は通常通り治療を受けているが、封鎖措置が長引けば、重症の患者が地方や郡の病院などから同病院に転送される機会が制限されてしまうことが懸念されている。
バックマイ病院に関連する感染者の数はこれまでに数十人にも達しているが、病院に飲食サービスを提供するチュオンシン社(Truong Sinh)の従業員に関連するケースが大半で、医師らの感染は少ない。
保健省はこれらを踏まえ、同病院の封鎖措置を緩和するよう提案している。