ベトナム航空協会(VABA)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で特に苦戦を強いられている航空会社への支援措置を強化する必要があるとして、政府宛てに5つの支援策を提案する公文書を送付した。
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5つの支援策は以下の通り。
◇航空各社に計25兆~27兆VND(約1160億~1250億円)の優遇融資を行う。融資期間は3~4年とする。
◇航空分野の料金・手数料の減免措置の適用期間を2021年末まで延長する。交通運輸省とベトナム空港社[ACV](Airports Corporation Of Vietnam)に対し、管轄範囲内の料金・手数料の引き下げを指示する。
◇国会常務委員会に対し、ジェット燃料に対する環境保護税の減免措置を手厚くし、引き下げ幅を▲50~70%に拡大するほか、適用期間も2021年末まで延長するよう提案する。
◇今後6か月間にノイバイ国際空港(ハノイ市)とタンソンニャット国際空港(ホーチミン市)の滑走路の改修案件の進捗を促す。
◇新型コロナウイルス感染症が収束した国・地域への国際線の運航を再開する。
新型コロナウイルス感染症が収束した国・地域への国際線の運航再開について、交通運輸省は同省傘下ベトナム民間航空局(CAAV)に対し、一部国際線の定期便の運航再開計画案を策定するよう促している。
同計画案について、関連省庁の意見聴取を実施する。国際線の運航再開の時期や入国者の検疫・隔離などについては新型コロナウイルス感染症予防国家指導委員会が決定する。