北中部地方ハティン省国境警備隊は14日、ハティン省警察やホーチミン市警察、ラオス警察などと協力して、ラオスから密輸された大量の違法薬物を発見・押収し、密輸に関与した容疑者10人を逮捕したと明らかにした。
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パック詰めの違法薬物は木像の中に隠された状態で密輸され、木像には所在地が分かるようにGPS発信機が取り付けられていた。
これに先立ち、捜査当局は8日午後7時ごろ、ハティン省カウチェオ国際国境検問所で不審なピックアップトラックを発見。車内を調べたところ、載せてあった5体の木像の中から結晶状の違法薬物約100kgが見つかり、乗車していた男女2人組を逮捕した。
さらに10日には、ハティン省内のベトナムとラオスの国境付近とホーチミン市で同じ手口の麻薬密輸ルートを同時摘発し、結晶状の違法薬物計132kgのほか、ヘロインが入った袋19パックを押収した。違法薬物はいずれも木像の中に隠されていた。