北中部地方ゲアン省ビン市と南部メコンデルタ地方ドンタップ省サデック市がこのほど、ユネスコ生涯学習研究所(The UNESCO Institute for Lifelong Learning=UIL)の「学習都市に関するグローバルネットワーク(Global Network of Learning Cities=GNLC)」に登録された。
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GNLCとは、学習都市の国際的なプラットフォームとしてUILが構築に取り組んでいるネットワーク。この取り組みでは、地域社会における問題解決を目指した市民の生涯学習の重要性や、持続可能な学習都市へと都市を改革していく上での生涯学習の重要性を提唱している。
GNLCへの参加はユネスコ加盟国の都市であることが条件で、ビン市とサデック市は地方レベルでの生涯学習の取り組みが評価され、このほどGNLC加盟都市への登録に至った。
加盟すると、加盟都市間で知識・経験・実践などの情報共有、国際的な有識者へのアクセス、国際セミナーや会議における最新情報の入手、都市モデル構築のためのツールや学習教材へのアクセスが容易になるほか、ユネスコ学習都市賞への応募も可能になる。
これまでにベトナムの両市を含め、世界64か国の230都市がGNLCに加盟しており、日本からは岡山県岡山市と佐賀県多久市が登録されている。