新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により収入減に直面している人々をターゲットにしたFX投資詐欺が横行している。
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ベトナムの現行規定では、外国為替業務の許可を受けた金融機関と指定を受けた代理店のみが外貨に関するサービスを提供することができ、合法的なFX市場は存在しない。
国内には「FX取引所」と称した約100ものグループが存在するが、いずれも無許可で活動しており、詐欺を働いているとみられる。
こうした「FX取引所」は、連鎖販売取引(マルチ商法)の形で投資家を集め、「投資を代行し、利益も保証する」と約束し、ターゲットをオンラインのグループに誘う。そして、グループのメンバーに「FX投資で多額の利益を得た」と自慢させることでターゲットのモチベーションを上げ、口座への入金に誘導し、資金を騙し取るという手口だ。
これに関連し、南中部沿岸地方ダナン市警察はこのほど、FX投資を仲介する「ライオングループ(Lion Group)」が同市で展開しているFX投資は違法だとして、市民に注意を呼び掛けた。