ホーチミン:カラオケ騒音問題、年末までに解決目指す

2021/03/12 05:26 JST配信

 ホーチミン市人民委員会のボー・バン・ホアン副主席は、このほど開かれたカラオケ騒音問題に関する会議で、年末までに問題の解決を図るよう関連部署に指示した。

(C) vnexpress
(C) vnexpress

 具体的には2段階で対策を実施する。5月末までの第1期では、市民やカラオケを使用する店などに対する注意喚起と、騒音問題の処理に関連する法規の整備に取り組む。この段階では行政違反の処理は行わず、人々の意識を高めることに注力する。

 6月から年末までの第2期では、カラオケ騒音の検査を集中的に実施し、政令に従って違反行為者を厳格に処罰する。ホアン副主席は「規定は既にある。重要なのは人員や測定機器の不足をできない理由にしないことだ」と述べ、年末までにカラオケ騒音問題の解決を目指すと強調した。

 同市資源環境局によると、騒音の発生源は、カラオケ店、ディスコ、バー、ビアクラブ、路上飲食店、家庭でのカラオケ、結婚式・葬式・パーティー・スーパーマーケット・市場・公共施設での音楽などさまざまある。

 同局のグエン・ティ・タイン・ミー副局長によると、騒音関連の政令は複数あるものの、罰金が低額だったり、時間帯が限定されていたりと取り締まりに困難が生じているという。ミー氏は、騒音の処罰に関する規定の見直しを政府に要望するよう人民委員会に提案した。

 

[VnExpress 11:36 09/03/2021 / Tuoi Tre 11:53 09/03/2021,O]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 ホーチミン市警察はこのほど、居住区内のカラオケや営業施設などによる騒音への取り締まり及び処分に関...
 南中部沿岸地方ダナン市司法局はこのほど、住宅区内のカラオケによる騒音の取り締まりおよび処分に関す...
 ホーチミン市では騒音に悩まされている人が多い。12区タンフントゥアン街区のアンスオン集合住宅の近く...

新着ニュース一覧

 2025年におけるホーチミン市の域内総生産(GRDP)成長率は+8.3%と推定され、ベトナム経済の牽引役として...
 ファム・ミン・チン首相は21日、国際金融センター(IFC)の設立を発表した。この設立は、世界の資本や技...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 地場ドジ・ジュエリー(DOJI Group)は19日、北部紅河デルタ地方ハイフォン市で複合区「ドラゴン75コンプ...
 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロ...
 ホーチミン市内のガソリンスタンドでは、QRコードを使った振込決済が拡大しており、給油時の利便性向上...
 海外市場調査や海外事業伴走支援などを手掛けるシンガポールのグローバルアングル(GLOBAL ANGLE)は、ハ...
 商工省によると、2025年におけるベトナムの輸出入総額は推定で約9200億USD(約144兆円)となり、過去最高...
 ベトナム建設省は19日、ラオカイ~ハノイ~ハイフォン間鉄道建設事業の第1サブプロジェクトの着工式を...
 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社...
 軍事ウェブサイトのグローバル・ファイアパワー(Global Firepower=GFP)が発表した2025年版の世界軍事...
 ファム・ミン・チン首相は20日、ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)のレ・マイン・フン会長を...
 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、同社が開発を進めている西北...
 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は15日、ベトナムの新たなドローン産業団体であるベトナム低...
 電子機器・電気機械器具の製造・販売を手掛けるコーセル株式会社(富山県富山市)は、海外子会社(非連結...
トップページに戻る