米国での新型コロナウイルスワクチンの接種とバケーションを兼ねたツアーの販売を発表したホーチミン市の一部の旅行会社は24日、同市観光局と協議した結果、ツアーの販売をしばらく見合わせることで合意した。
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同市観光局によると、旅行会社は市場の需要を探るためにワクチン接種ツアーの紹介をしているだけで、実際にはまだ販売していないという。ただ、旅行者の安全を確保し、世論の混乱を避けるために、米国へのワクチン接種ツアーの紹介・宣伝を年末まで一時的に控えることで合意した。
旅行会社はそれまでの間、新型コロナの感染状況を注視しながら、ツアーを実施する際の旅行者と旅行会社との契約内容を詳細に検討し、準備を進めることでも合意した。
米国ワクチン接種ツアーは、南米諸国やトルコ、タイ、シンガポール、マレーシアなどでも計画され、米政府はこうしたツアーを歓迎している。ただし、注意を呼び掛ける意見も出ている。