保健省の5日の発表によると、4日に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により3人の死亡が確認された。
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死亡したのは、3153人目(男性・63歳)と4369人目(女性・35歳)、3018人目(女性・53歳)の感染者。
これにより、新型コロナによる国内の死者は累計53人、4月末から広がった第4波では18人となった。
51人目の死者となった3153人目の感染者は、北部紅河デルタ地方ハイズオン省タインミエン郡在住。10年以上にわたり強直性脊椎炎を患っていた。5月7日に新型コロナ陽性となり、ハノイ市中央熱帯病病院で治療を受けたが、6月4日早朝に死亡が確認された。死因は敗血症性ショックと持病に伴う新型コロナによる肺炎と診断されている。
52人目の死者となった4369人目の感染者は、東北部地方ランソン省ランソン市在住。ステージIVの大腸がんを患っており、肺にも転移していた。ハノイ市K病院タンチエウ分院で治療を受け、5月17日に新型コロナ陽性となり、ドゥックザン病院に転院。病状が悪化し、中央熱帯病病院に転移したが、6月4日夜に死亡が確認された。死因は敗血症性ショックと新型コロナによる肺炎、進行性呼吸不全の合併症、肺に転移した末期の大腸がんに伴う侵襲性真菌感染症と診断されている。
53人目の死者となった3018人目の感染者は、西北部地方ソンラ省バックイエン郡在住。多発神経障害を患っていた。ハノイ市バックマイ病院と中央熱帯病病院で治療を受け、5月5日に新型コロナ陽性となり、病状が悪化。6月4日に死亡が確認された。死因は敗血症性ショックと多臓器不全、肺のアスペルギルス症、肺気胸、持病に伴う新型コロナの重症化と診断されている。