グエン・タイン・ロン保健次官はこのほど、2021年第4四半期(10~12月期)に米ファイザー(Pfizer)製の新型コロナウイルスワクチンを約5000万回分受領すると明らかにした。ファイザー製だけでなく、他社のワクチンも調達して大量接種の体制を整える計画。
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ベトナムは現時点で42万回分余りのファイザー製ワクチンを調達しており、保健省が各自治体に配分している。なお、保健省は接種者が同意した場合、1回目に英アストラゼネカ(AstraZeneca)製、8~12週間後の2回目にファイザー製のワクチンを接種することを認めている。
ベトナムはこれまでに1760万回分の新型コロナウイルスワクチンを調達。種類は、◇英アストラゼネカ製、◇米ファイザー製、◇米モデルナ(Moderna)製、◇露スプートニクV(Spunik V)製、◇中国シノファーム(Sinopharm)製。このうち、既に1600万回分が保健省から各自治体に配分済み
ベトナムは2021年第3四半期(7~9月期)に約3000万回分のワクチンを調達する計画で、2022年3月末までに全国民の70%余りへのワクチン接種を完了することを目標に掲げている。