韓国のインチョン(仁川)出入国・外国人庁は5日、出入国管理法に違反した疑いで、ベトナム出身の帰化女性A氏を含む3人を書類送検して調査した後、同事件を検察へ引き渡したと発表した。
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A氏らは2018年2月から2020年1月まで、韓国での就業を望むB氏などベトナム人5人に対し、韓国人との偽装結婚を斡旋していた。その対価として1件あたり2800万~3800万ウォン(約270万~370万円)、計約1億5000万ウォン(約1450万円)を受け取っていたという。B氏らは結婚ビザ(F6)の発行を受け、建設現場や工場などで就業していた。
さらにA氏はベトナムにいた実の兄を改名させ、自身と偽装結婚させることで、韓国への入国をほう助していた疑いもある。
今回、A氏の斡旋で偽装結婚したベトナム人5人と韓国人5人も送検されている。仁川出入国・外国人庁は、ベトナム人による同様の事例が他にもあるとみて、捜査を拡大すると話している。