東北部地方クアンニン省と西北部地方ラオカイ省の両人民委員会はこのほど、両省の国境ゲートを通って中国に輸出する生鮮食品の受け入れを一時停止すると各省・市人民委員会に通知した。これに先立ち、東北部地方ランソン省人民委員会も受け入れ一時停止を通知している。
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クアンニン省人民委員会は17日からモンカイ市の国境ゲートで通関する果物や冷凍水産物などの受け入れを停止している。テト(旧正月)を控えて、中国の企業や労働者が例年より早く休暇に入るためだ。中国当局が、国境ゲートや港湾で輸入貨物に接触した人を高リスク対象者と認定し、勤務地を離れる前に21日間の隔離を義務付けていることが背景にある。
ラオカイ省人民委員会は18日からラオカイ市の第2キムタイン国境ゲートで通関する果物の受け入れを停止する。ランソン省人民委員会も17日から同省内の国境ゲートで通関する果物などの受け入れを停止している。いずれの省人民委員会も全国の各省・市に対し、国境ゲートへの貨物の輸送停止に協力するよう要請している。受け入れを再開するのはテト明けになるという。