駐日ベトナム大使館商務部によると、日本へのコーヒー輸出においてベトナムはブラジルに次ぐ2位で、ベトナム産コーヒーは日本が輸入するコーヒーの4分の1を占めている。
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国連貿易開発会議(UNCTAD)と世界貿易機関(WTO)の共同機関である国際貿易センター(ITC)によると、2021年における日本のベトナム産コーヒー輸入量は前年比+0.2%増の10万1000t、輸入額は同+7.7%増の1億8290万USD(約212億円)となった。
2021年における日本のコーヒー輸入量は前年比+2.7%増の40万9800tと小幅に増加し、輸入額は同+11.6%増の13億2000万USD(約1530億円)へと順調に伸びた。平均輸入価格は1t当たり3212USD(約37万円)で、前年比+8.7%上昇した。
2021年にはブラジルとベトナムからの輸入が増加したのに対し、コロンビアやグアテマラ、エチオピアからの輸入は減少した。
ベトナム産コーヒーの日本へのコーヒー輸出は伸びているものの、日本のコーヒー輸入量全体に占める割合は、2020年の25.3%から2021年に24.6%へと若干縮小した。
商務部は、輸出業者に対し、ベトナムと日本が加盟している日・ベトナム経済連携協定(VJEPA)、日・ASEAN包括的経済連携協定(AJCEP)、包括的および先進的な環太平洋パートナーシップ協定(TPP11=CPTPP)を活用し、日本向けコーヒー輸出の促進を強化するよう提案した。