日経アジアは3日、コロナ禍からの社会・経済の回復度合いを示す「日経コロナ回復指数(COVID-19 Recovery Index)」の5月度報告を発表した。
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これによると、ベトナムの5月の日経コロナ回復指数は68ポイントで、4月の世界62位から14位へと大きく順位を上げた。なお、2021年12月時点の指数は35ポイントで、ベトナムは世界118位だった。
<ベトナムの日経コロナ回復指数と世界での順位の推移>
日経アジアはまた、ベトナムが東南アジアにおいて入国者に対する新型コロナ検査、予防接種、隔離に関するすべての規制を撤廃した最初の国であるとし、その回復ぶりを評価した。
日経アジアによると、ベトナム人口の80%以上が新型コロナウイルスワクチンを接種、人口の60%が追加接種(ブースター接種)を受けており、ベトナムはワクチン接種の項目で27/30ポイントを獲得した。
5月8日までにベトナムに提供されたワクチンのうち、46%が米ファイザー(Pfizer)製と米モデルナ(Moderna)製、28%が英アストラゼネカ(AstraZeneca)製、23%が中国シノファーム(Sinopharm=中国医薬集団)製のワクチンとなっている。
なお、ベトナムの隣国であるカンボジアと最も重要なパートナー国の1つである韓国は、日経コロナ回復指数でそれぞれ、世界2位と8位につけている。