ロシアで4年に1度開かれるチャイコフスキー国際コンクールが、6月19日から7月1日までモスクワとサンクトペテルブルクで開催されている。今回、ピアノ部門の審査員としてベトナムのタ・クアン・ドン文化スポーツ観光次官が選ばれた。ピアノ部門の審査員にベトナム人が選ばれたのは初めて。
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タ・クアン・ドン氏は1966年生まれ。1988年にモスクワ音楽院とグネーシン音楽大学に留学し、ピアノの修士号を取得。2003年にはグネーシン音楽大学で博士号も取得した。帰国後は北中部地方トゥアティエン・フエ省のフエ音楽院の副院長やホーチミン市音楽院の院長などの要職を歴任してきた。
今回のコンクールでは、ピアノ、バイオリン、チェロ、声楽、金管楽器、木管楽器の6部門でコンクールが行われ、23か国から153人が参加している。ベトナムからは声楽部門に1人が参加中だ。ベトナム人の審査員としては、バイオリン部門でタ・ボン教授が3回、チェロ部門でブイ・ザー・トゥオン教授が2回選ばれている。
同コンクールは1958年から4年おき(第12回と第13回の間のみ5年)に開かれており、今年は17回目。対象年齢は16歳から30歳(声楽のみ19歳から32歳)となっている。