ベトナム糖尿病・内分泌協会(VADE)とフランスの製薬大手サノフィ(Sanofi)傘下のサノフィ・アベンティス・ベトナム(Sanofi-Aventis Vietnam)はこのほど、糖尿病患者と家族向けのアプリ「iCARE+(アイケアプラス)」をローンチした。
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「iCARE+」は、処方箋のスキャンや服薬リマインダーの設定、血糖値の記録のほか、バーチャルアシスタント「MiMi」を搭載することで、患者は自分の健康状態を把握することが可能となる。さらに、医師が治療効果を評価し、最適な血糖コントロールのために食事、運動、投薬を指導する際にも役立つ。
なお、保健省の2021年調査結果によると、ベトナムの成人の糖尿病有病率は7.3%となっている。患者数にすると、約500万人に相当し、未診断の隠れ患者が全体の65%を占めると見られている。