- 教員の3割超が学校内外で補習授業
- 教員の44%が経済的プレッシャーあり
- 教員の40.6%が保護者が原因で転職検討
ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)傘下の政策開発研究所が先般発表した調査結果によると、教員の25.4%が学校内で、8.2%が学校外で生徒向けに補習授業を行っている。
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この調査は、◇南中部沿岸地方ビントゥアン省、◇東南部地方タイニン省、◇南部メコンデルタ地方アンザン省の小中学校・高校の教員計1万3000人近くを対象に9月から10月にかけて実施したもの。
補習授業の時間が最も多いのは高校の教員で、週あたり14.9時間。また、小学校は週あたり8.6時間、中学校は13.8時間となっている。
補習クラスは数学、国語、英語、物理学、化学などの主要科目がメインとなっている。
教員によると、学校から支払われる給与は生活の需要の半分を満たすに過ぎないという。教員の44%が経済的プレッシャーにさらされていると回答し、生活は快適で経済的プレッシャーにはさらされていないと回答した教員は全体の19%程度だった。
さらに、教員は保護者からの大きなプレッシャーにもさらされている。保護者からの精神的暴力が原因で転職を考えたことがあると回答した教員は全体の40.6%を占めた。