韓国GC緑十字の水ぼうそうワクチン、ベトナム当局が認可

2025/07/23 13:14 JST配信
  • 自社開発した水ぼうそうワクチンが認可
  • ベトナム支社を通じて直接販売へ
  • ベトナムの21年のワクチン市場約3億USD

 韓国の製薬会社であるGC緑十字(GC Biopharma)はこのほど、自社開発した水痘(水ぼうそう)ワクチン「バリセラ(Barycela)株」がベトナム保健省傘下の医薬品管理局から認可されたと発表した。

(C) GC緑十字
(C) GC緑十字

 これに先立ち同社は、バリセラ株を承認品目とするためベトナムでの臨床試験を行い、製品の安全性と免疫原性を立証した。今後は同社のベトナム支社を通じて直接販売に乗り出す予定だ。

 バリセラ株は同社が自社開発した菌株「MAV/06」を使用した水痘ワクチンで、高いウイルス含有量と収率が特徴だ。2020年には韓国で承認品目となったほか、世界保健機構(WHO)の事前認証(WHOPQ)を取得した。

 同社によると、ベトナムのワクチン市場は、2018年から2021年までに年平均+32%ずつ成長した。2021年にはワクチン市場が約3億USD(約450億円)に達し、うち水痘ワクチンは10%を占めたという。

 GC緑十字は「今回の認可は、現地化戦略が功を奏した結果だ」と述べている。

[GC緑十字報道資料 16/07/2025, S]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 韓国の製薬会社である緑十字ホールディングス(GC Holdings=GC)はこのほど、韓国のデジタルヘルスケア...
 韓国の製薬会社である緑十字ホールディングス(GC Holdings=GC)はこのほど、地場コングロマリット(複合...

新着ニュース一覧

 商工省によると、2025年におけるベトナムの輸出入総額は推定で約9200億USD(約144兆円)となり、過去最高...
 ベトナム建設省は19日、ラオカイ~ハノイ~ハイフォン間鉄道建設事業の第1サブプロジェクトの着工式を...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~スオイティエン間)を運行する同市メトロ1号線有限会社...
 ある日の午後、60代と思われる男性が、壊れたデュポン(Dupont)製のライターを手に、ホーチミン市チョロ...
 軍事ウェブサイトのグローバル・ファイアパワー(Global Firepower=GFP)が発表した2025年版の世界軍事...
 ファム・ミン・チン首相は20日、ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)のレ・マイン・フン会長を...
 再生可能エネルギー事業を手掛けるイーレックス株式会社(東京都中央区)は、同社が開発を進めている西北...
 一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は15日、ベトナムの新たなドローン産業団体であるベトナム低...
 電子機器・電気機械器具の製造・販売を手掛けるコーセル株式会社(富山県富山市)は、海外子会社(非連結...
 ベトナムで初となる軽量軌道交通(LRT)路線が19日、南部メコンデルタ地方アンザン省フーコック特区(島)...
 米国の調査機関World Population Review(WPR)が先般発表した
 ホーチミン市では現在、計1万8613台のタクシーが運行されており、このうち電気自動車(EV)が1万3124台で...
 レ・タイン・ロン副首相はこのほど、「2025~2035年の外国語教育強化計画および2045年までのビジョン」...
 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)の副学長を務めていたグエン・ティ・...
トップページに戻る