- 61歳男性作業員が重機にはねられ死亡
- タンソンニャット街区スアンホン通り
- メトロ2号線、30年の運行開始目指す
ホーチミン市都市鉄道(メトロ)2号線(ベンタイン~タムルオン間)プロジェクトの工事現場で、作業員が重機にはねられて死亡する事故が発生した。
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同市メトロ管理委員会(MAUR)によると、22日午前5時10分ごろ、タンソンニャット街区スアンホン(Xuan Hong)通りで、パッケージ「XLTN2」の一環として下水や照明・信号設備の移設工事を行っていたところ、作業員のN・V・Tさん(男性・61歳)がショベルカーの死角に入り込み、この重機にはねられ、頭部を強く打って死亡した。
Tさんは現場で死亡が確認された。施工業者は遺族を慰問し、地元当局と投資主に報告した。
メトロ2号線は全長11.3km(地下区間9.3km、高架区間2km)で、全11駅(地下10駅、高架1駅)を設置する。投資総額は47兆9000億VND(約2660億円)の見込みだ。
原資は市予算と政府開発援助(ODA)融資によって賄われる予定だったが、プロジェクトは度重なる困難に直面してきた。こうした状況を踏まえ、メトロネットワークの整備に向けた特別制度や政策の試験導入に関する国会決議第188号/2025/QH15に基づき、ホーチミン市当局は資金源を全額市予算に切り替えることを決定した。
同プロジェクトの土地収用は100%完了している。2025年末をめどに主要パッケージを着工し、2030年の運行開始を目指す。