中部ダナン市では外国人観光客を狙った物売りの行動がエスカレートして問題になっている。同市観光局によると、市中心部の繁華街、五行山、ハイバン峠の3カ所での押し売りには目に余るものがあるという。
外国人ツアー客の周囲に数十人の物売りが群がる光景は、もはや当たり前になっており、客の奪い合いによるシクロ運転手同士のけんかも頻繁に起こっている。また、物売りにしつこく付きまとわれるのを恐れて、せっかく観光名所に来てもツアーバスから降りようとしない観光客も増えている。
同市は対応策として、押し売り行為の取り締まりを強化すると共に、教育や宣伝活動によって売る側の意識改革を図ることにしている。