ベトナム航空(VNA)はこのほど、米国への直行便就航を2010年10月とする計画を明らかにした。当初の予定よりおよそ3年間後ろにずれ込むことになるが、同航空は新たな計画を実現するため、市場の開拓や機材の準備などを進めている。
ベトナム航空局によると、米国は各航空会社の就航が困難な国の一つだという。米側はベトナムに対し、安全規定の順守に加えフライトごとにすべての乗客の個人情報を離陸の4時間前に提供するよう求めている。こうした要求はどの国からも出されたことのない異例なものだが、ベトナム側は受け入れざるを得ないという。