11日にハノイ市で開催された第3回日越観光協力委員会会議で、観光総局のホアン・ティ・ディエップ副局長は、2015年にベトナムへ日本人観光客を100万人誘致し、日本人の海外旅行先トップ5に入ることを目指すと明らかにした。12日付ダウトゥ紙が報じた。
ベトナムはこの目標を達成するため、日本の観光市場の調査や日本でのベトナム観光促進活動に尽力する方針。国土交通省政策統括官の前田隆平氏は会議で、両国間の観光の活性化を目指しベトナムとの協力強化に前向きな姿勢を示すと共に、ベトナムへの観光客増加に積極的に取り組んでいくと表明した。
観光総局の統計によると、東北アジア地域からのベトナム訪問者のうち、日本人が28%と最も大きなシェアを占めている。また、ベトナムにおける2010年年初10か月の日本人観光客数は前年同期比22%増の35万人となっており、通年では43万1000人に達すると見込まれている。