ホーチミン市人民委員会はこのほど、同市公安に対して、観光産業に影響を与える可能性のある犯罪の予防や風紀を乱す行為の取締りを行う「観光警察」の設立を研究するよう指示した。22日付サイゴンタイムズ紙(電子版)が報じた。
同市文化スポーツ観光局の副局長は、外国人旅行者数が全国の約60%を占める観光都市であるホーチミン市では、外国人旅行者に対する押し売りや引ったくりなどの被害が増加傾向にあり、こうした状況が続けば同市のみならず国のイメージまで悪化するとして、観光警察の必要性を語った。一方で同氏は、観光警察の設立が実現するためには多大な時間が必要であることも認めた。