カンボジアおよびラオス上空を通過するハノイ~ホーチミン間の直行便が2015年6月に就航する。当面はホーチミン発ハノイ行きの片道のみ運航する予定。同路線の就航は、南中部沿岸地方ダナン市でこのほど開催された、ベトナム、カンボジア、ラオス3か国の航空当局の会議で決定したもの。
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これにより、ハノイ~ホーチミン間直行便のダイヤの過密緩和に繋がると期待されている。カンボジア・ラオス上空を通過する今回の新路線については、ベトナム航空(Vietnam Airlines=VNA)および格安航空ベトジェットエア(Vietjet Air)の2社が既にフライトシミュレーションを行っている。
従来のハノイ~ホーチミン間直行便では、S字型の国土に沿って飛行しなければならないが、フライトシミュレーションの結果、カンボジア・ラオス上空を通過した場合、従来の航路より距離にして85km、所要時間にして約5分短縮できるほか、使用燃料量は190kg節約が可能であることが明らかになっている。
なお、ハノイ発ホーチミン行き便については、今後も3か国の航空当局間で話し合いを続けて就航時期を決定する方針。