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　ホーチミン市で交通運輸ソリューション事業を手掛ける地場ベトトラフィック社(Viet Traffic JSC)は20日、スマートフォン経由でタクシーを配車・予約できるアプリ「Vrada(ブラダ)」＜http://www.vrada.vn＞のサービスをホーチミン市でも開始する。同アプリの展開は、メコンデルタ地方キエンザン省フーコック島に続き同市が2か所目となる。

(C) vrada

　Vradaは、ウェブサイトからアプリをスマートフォンにダウンロードしてアカウントを登録し、アプリを通じてタクシーを配車・予約できるシステム。走行ルートや距離、運賃の概算を事前に確認できるなどの利点がある。同アプリは無料で、AndroidとiOsに対応している。

　これは、ベトトラフィック社と携帯通信大手ビナフォン(Vinaphone)が展開するもので、国内島嶼部初のタクシー配車アプリとして9月にフーコック島でサービスが開始された。今後、決済やメンバーカードの発行などでベトナム投資開発銀行[BID](BIDV)とも協力する。

　ホーチミン市へのサービス拡大を記念して、同社は20日午前8時より、ホーチミン市とフーコック島で先着1000人の利用者を対象としたキャンペーンを実施する。同キャンペーンでは、運賃が3万VND(約166円)以上だった場合、プリペイド携帯電話の通話料金5万VND(約276円)分を無料でチャージする。