韓国の格安航空会社(LCC)エアプレミア(Air Premia)は12日、韓国の仁川(インチョン)市とホーチミン市をつなぐ新規路線を就航したと発表した。同社の国際線就航は、2021年12月に運航を開始したシンガポール路線に次ぐ2路線目となる。
(C) Air Premia |
仁川~ホーチミン線は週3便の運航予定となっている。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により最初は貨物を中心に輸送するが、隔離なしで入国が可能な「ワクチントラベルレーン(VTL)」の開始など体制が整い次第、旅客輸送も積極的に進める予定だ。
同社は2017年の設立時から中・長距離専門の航空会社を目指しており、今後も海外路線の拡大を推進していくという。このため、ボーイングB787-9型機ドリームライナー(Dreamliner)3機の導入を決定している。
エアプレミアのユ・ミョンソプ代表は、同社のコンセプトについて「運賃は安いが乗り心地が良くない、もしくは乗り心地は良いが運賃が高いといった両極端の選択肢だけでなく、誰でも合理的な価格で利用できるようなサービスを提供する」と説明した。