ハノイ市、ホーチミン市共に電車の運行が始まり、徐々に公共の交通機関が発達してきています。ただ路線の少なさや駅までのアクセスなど電車が主要な交通機関になるにはまだまだ時間がかかりそうです。そんな状況下のベトナムですが、もう一つの主要交通機関であるバスはハノイ市で約120路線、ホーチミン市内では約150路線も運行されており、伝統的な移動手段として活用されています。目的地によっては外国人でも安く移動できる手段として重宝されますが、土地勘がなかったりベトナム語が分からないと中々利用が難しいので躊躇する人も多いでしょう。そこで、自分が今いる場所から目的地まで何番バスに乗ればいいのか簡単に検索できる、路線バス情報を網羅した無料スマホアプリ「BUSMAP（バスマップ）」 を紹介します！

(C) BUSMAP

　＞＞関連ニュース： ホーチミンの路線バス情報を網羅、無料バスアプリ「BusMap」

アプリ「BUSMAP」をダウンロード

このスマホアプリは、 iOS、Android、Windows の各OSにダウンロード可能で、各アプリストアにて無料で入手できます。使用言語はベトナム語と英語のみとなります。

　＞＞ 「BUSMAP」のウェブサイトは コチラ （英語 / ベトナム語）

今の時代Google Mapなどを使用しても路線バスの検索はできますが、このアプリで特筆すべきは運行ルートが簡単に検索できるというだけでなく、バスの待ち時間やバスの現在位置まで分かってしまうというところでしょう。ベトナムのバスは日本のように時刻表がなくアバウトなので、バス停でいつ来るか分からないバスを長時間待ち続けるということもよくあります。しかしこのアプリがあるとそういった時間のロスや待ち時間の心理的な負担がかなり軽減されます。こういったこともあり路線バスが身近になるアプリと言えるでしょう。

「BUSMAP」を使ってみよう！

ダウンロードできたら、実際に使ってみましょう！ BUSMAPはウェブサイト上でも使用でき、基本的な機能はアプリと同じです。あらかじめ自宅などパソコンがある場所で調べるときには、こちらのほうが見やすいと思います。本記事ではホーチミン市内を例にウェブサイト上で使用した画像を載せながら紹介していきます。

まずはこちらのページにアクセス（英語）＞＞ http://busmap.vn/map/lookup?locale=en

左上にある検索ボックスでは、バス路線の出発点、経由地点、終点の名前を検索してバスの番号を調べることができます。ベトナム語入力ではなく英語のアルファベット入力でも検索できます。例えばベンタイン市場を通る路線を調べたい場合、「ben thanh」と入れるとベンタイン市場を通る路線がずらりと出てきます。

出てきた中から、「01」を押してみると、路線図が表示されます。左側にバス停名の一覧が表示されますので、バス停名をクリックすると地図上でどの場所か表示されます。地図上のバス停をクリックすると、バス停名の下に「View wating time」の表示が出ますので、これをクリックしてアプリ同様待ち時間を調べることができます。

検索ボックスに複数の単語を入力して絞り込みもできますが、出発点、経由地点、終点にその名前が含まれていないと検索できませんので、詳細を調べたいときは「Lookup」の右側にあるタブ「Navigation」をクリックします。アプリ同様、出発地と目的地を入力すれば、ルート候補が表示されます。

ルート候補の中のいずれかをクリックすると、地図に路線とバス停が表示されます。

まずは家の近くのバス停からどんなところまで行けるのか調べてみて、行き先に何があるかわからないけど、とりあえずバスに乗って行ってみる・・・なんだか新しい発見がありそうです。普段の足に、週末の冒険に、ぜひ活用してみてください。

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