続 カサブランカ ~デブ達の明治維新~【後編】

2015/08/17 10:10 ICT配信

こんにちは、 ホーチミンの西郷隆盛 こと佐井です。

( 前回 までのあらすじ)

黒船 カサブランカ に 歴史的な敗北 を喫した佐井。

デブの誇りをかけてこのままではいけない、と仲間達とともにリベンジマッチに向かう。

しかし、姿を現した黒船の大きさに動揺を隠せない志士たちは、こぞって写真撮影を始めるのだった。

これぞ宿敵!黒船カサブランカのかき揚げ丼!

あまりの大きさに歴戦の猛者たちも写真撮影。 果たして決闘の行方は?!

                                                   

しかし、そこは志士、一通り写真を撮り終えると、そそくさと食べ始めていきます。

影のドンでありながら、倉田さんが先陣を切って食べ始めます。

さすがに食べる量、スピード、ともに半端無い。

いざ!

超大盛りのメニュー達もどんどん食べ進めていきます。

「食べる」という使命感なのか、 ただお腹がすいているだけなのか とにかく凄い食べっぷりです。

そんな中、山崎さんだけビールを飲みながら写真を撮り続けています。

山崎さん:「いやぁ~~美味しそうに撮れてるなぁ。」

あれ?山崎さん?

この時点で、すでにビールは6杯目です。

いやいや、山崎さん、食べるのがメインテーマですよ・・・。

なにはともあれ、順調に食べ進めます。

さすがに志士が6人も集まると、巨大な大盛りちゃん達も、みるみる減って行きます。

そして、どの料理もなかなか美味しくて、 洋食屋さんとしてのレベルは高い なぁと再認識です。

前半は、もっぱら倉田さんの勢いが、志士たちを引っ張っていきます。

ホーチミンの岩倉具視が先頭を走る!

とは言え、やはりかき揚げ丼だけは別格です。

このかき揚げ丼、まさに底なし!

かき揚げの量、米の量、6人で戦っても、なかなか減らない!!

志士達の心も徐々に削られていきます。

倉田さんも、若干苦しい表情。

倉田さん:「油がきついねぇ・・・・」

徐々に勢いを失って行きます・・・。

そして、まさかの敵は意外な所にいました。

すでにビールを10杯飲んだ 山崎さんです。

山崎さん:「かき揚げ丼とか、体に良くないですよ」

この男、全く食べない上に志士たちの心を削ってくる。

山崎さん: 「刺身とかないのぉ~~」

ミスキャスティングだった・・・。

完全に、 「たちの悪いおっさん」 と化した山崎さんは最終的に、ビールを12杯飲み、かき揚げ丼は一口だけ食べ、志士達のモティベーションを下げるビール民権運動を続けるのでした。

しかし、そんな身内の裏切りにも耐えて着々とテーブルを片づけていく志士達です。

特にこの日のタイちゃんの気迫はすさまじかった。

かき揚げ丼も、一人で4分の1くらい食べてチームに大きく貢献。

その働きは、まさに長州藩滅亡の危機に農民を鍛えて奇兵隊を率いて活躍した高杉晋作そのもの!

志士たちよ、晋作に続け!

その勢いにつられて、南さんが、ウーが、佐井が、そして、一時勢いを失っていた倉田さんが、 かき揚げ丼成敗に一致団結 します。

こうして、着々とメニュー達も量を減らしていき、佐井が一人で食べた時には全く減らなかったかき揚げ丼もチームの力で残りわずかとなっていきます。

残りわずか・・・!

医龍で、朝田龍太郎が「オペは外科医が一人でするものじゃない、チームでするものだ」と言ってましたが、 かき揚げ丼も、一人で食べるものじゃなかった のですね。

こうして、かき揚げ丼のボリュームにも山崎さんの悪態にも負けず、志士たちは、全てのメニューを食べつくしました。

晋作も思わず笑顔

岩倉具視の表情もほころぶ

全員、満腹感に苦しみながらも維新を達成した満足感でいっぱいです!!

念願のリベンジ達成!

佐井はリベンジを果たし、デブとしての誇りを取り戻すことができました!!

ありがとう、みんな!!

いつか、誰かのピンチの時には俺もすぐに駆けつけるよぉ!!

(山崎さん以外・・・) と心に誓う佐井でした。

そして、山崎さんはベロンベロンになって帰って行きました。

著者紹介
佐井高志
ベトナム在住暦3年になる佐井家の旦那。通称「親方」
日本にいた頃にパワーリフティング、アメリカンフットボールをやっていたこともあり、とにかく体がでかい。ベトナムにいるデブを取りまとめる使命を自らに課している。
このコラムでは、デブだからこそのチャレンジをはじめ、ベトナムがデブにとって住みやすい国なのかどうかを身をもって徹底検証。2013年よりホーチミン市に在住し、2016年よりダナンへ転勤したのをきっかけに、コラムタイトルを『豚が如く~ホーチミン編~』から『豚が如く』に改題。目下、ダナンでデブを開拓中。
2016年11月日本へ帰国。
2018年9月再度ダナンに駐在。
豚が如く
その他の記事はこちら>
© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

新着ニュース一覧

 日本航空株式会社(JAL、東京都品川区)グループで空港店舗や免税店舗の運営などを手掛ける商社の株式会...
 電子識別および認証に関する政令第320号/2026/NĐ-CPが9月28日に施行されたことに伴い、テクノロジ...
 三菱自動車工業株式会社(東京都港区)のベトナム現地法人であるミツビシ・モーターズ・ベトナム・カンパ...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 医師のレ・タイン・ドーさん(男性・81歳)は、過去21年間にわたり、集合住宅にある自宅を工房に改装し、...
 国際協力銀行(JBIC、東京都千代田区)は29日、三井住友銀行(東京都千代田区)が出資する大手民間銀行で、...
 韓国の電子部品大手であるサムスン電機(Samsung Electro-Mechanics)はこのほど、ベトナム法人のサムス...
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の
 英スタンダードチャータード銀行(Standard Chartered Bank)は29日に発表した最新の経済評価レポートの...
 文化スポーツ観光省は、2026年8月公開のベトナム映画「Spirit Guardians: The Last Secret of the Firs...
 日本の法務省出入国在留管理庁が発表した2026年6月末現在の特定技能在留外国人数に関する統計(速報値)...
 トヨタ・ベトナム(TMV)が輸入する高級車ブランド「レクサス」で初となる純電気自動車(BEV)「ES500e CG...
 英系コンサルティング会社のプライスウォーターハウスクーパース(PwC)のレポートによると、2026年上半...
 南中部地方ダクラク省ブオンドン村(xã Buôn Đôn、旧ブオンドン郡)にあるヨックド...
 公安省傘下交通警察局の統計によると、2026年1~9月期に全国で発生した交通事故件数は前年同期比▲16.6...
 揚げサンド専門店「Age.3(アゲサン)」を手掛ける株式会社ANCHOR(福岡県飯塚市)は10月18日、ハノイ市に...
トップページに戻る