【第1回】新卒1年目の空手世界チャンピオンー進路はベトナムへ【VIETJO LIFEコラム:打倒ニッポンの空手~ベトナムは最強を目指す~】

2019/09/23 12:00 JST配信

(本記事は、2019年9月16日付け「VIETJO LIFE」で配信されたものです。)

はじめまして。

小野寺天汰(おのでらてんた)と申します。今年の3月に大学を卒業して、4月より家具メーカーの営業職としてホーチミンに来ました。いわゆる「新入社員」をしています。レタントン界隈の色んな誘惑に最初は心がソワソワしましたが、今ではまったく微動だにしない心と圧倒的な帰宅力を身に着けることができました。屋台で美味しいバインミーを見つけることに最近は喜びを見出しています。

さて、突然ですが私は今回から 「打倒ニッポンの空手~ベトナムは最強を目指す」 というコラムを始めます。

まずは、少し自己紹介をさせていただきます。

私は4歳から空手を始めました。空手を始めた理由は父が道場の師範をつとめていたため、物心ついた時には道着を着せられていたという感じです。ということで毎日家でスパルタの特訓を受けていたのかというとそんなことは全くなく、むしろ放任されて伸び伸びとさせてもらってました。そのおかげで小学生のときには当時テレビで放映されていたK-1やPRIDEといった格闘技に夢中になっており、 将来は世界最強になりたい と思っていました。

毎日稽古をして、大会にたくさん出る中で、結果も残せるようになりましたが、高校卒業時には「大学4年間でやれるだけやって、卒業後は一度空手を離れ、企業に就職して働こう」と思っていました。というのも、 空手には野球やサッカーのような「プロ」の仕組みが確立されておらず 、生活するには指導員をする、もしくは別の仕事をしながら稽古に励むというケースが多くいわゆる「夢」のない現状というのがあったためです。

そんな思いを抱えながら大学1年時に世界大会で初優勝をしました。在学中に、ほかにも世界大会・全日本大会で何度も優勝しました。

試合中の様子、2015年11月(当時19歳)

また、東京五輪出場を目指し、大学3年時にテコンドーをはじめ、その年のインカレに初出場し初優勝を達成し、翌年の全日本選手権では2位となり、全日本強化指定選手となりました。

フルコンタクトKARATEマガジン 表紙、2018年3月号(当時21歳)

「大学で思いっきり空手に打ち込んで、行けるところまで行く」という個人的な思いがありましたが、いざ行けるところまで行ってみると、「周りからの今後への期待に応えたい」という気持ちと、 「このまま空手を続けても面白くない、何か変えないといけない」 という思いが、混ざったことで卒業後の進路について非常に悩みました。

一方でこれまで国際大会などを経験する中で、海外での空手に対する印象の違いというのに興味を抱いていました。空手は日本発祥の武道・スポーツであり、私が海外で試合をした際も、 個人よりも「日本人」として見られている意識 が強く、日本人以外が空手をするのとはまた違った特別な意味がそこには存在すると感じました。

本文の続きはこちら → VIETJO LIFE「【第1回】進路はベトナム、新卒1年目の空手世界チャンピオン

コラム「打倒ニッポンの空手~ベトナムは最強を目指す~」の一覧はこちら → 「打倒ニッポンの空手~ベトナムは最強を目指す~

著者紹介
小野寺 天汰(おのでら てんた)
1996年4月6日生。兵庫県伊丹市出身。関西学院大学商学部卒業。4歳より空手を始め、19歳の時に世界大会で初優勝。21歳でテコンドーのインカレで優勝。22歳でインド・スリランカで単身・空手セミナーを成功。アジアの活気とポテンシャルに魅力を感じ、2019年4月、新卒1年目でホーチミンで家具メーカーの会社員に。ベトナムを空手における「アジアの中心地」へと変えるのが目標です。「打倒ニッポンの空手」でベトナム人とともに最強を目指します。趣味は語学学習とTシャツデザイン。好きな食べ物はステーキとインドカレー。

◆各SNSからなんでもお気軽にご連絡ください

Twitter(https://twitter.com/dera10ta

Facebook(https://www.facebook.com/tenta.onodera

Instagram(https://www.instagram.com/tenstaderam46/
打倒ニッポンの空手~ベトナムは最強を目指す~
その他の記事はこちら>
タイトルとURLをコピー
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved 免責事項

新着ニュース一覧

 「最近じゃビンロウジ(檳榔子、ヤシ科植物ビンロウ(檳榔)の種子)に関心を持つ人はほとんどいなくなった...
 ホーチミン市都市鉄道(メトロ)管理委員会(MAUR)は、間もなく南部解放記念日(4月30日)とディエンビエン...
 プラスチック製品の製造・販売を手掛ける天馬株式会社(東京都北区)は、同社連結子会社である天馬ベトナ...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ホーチミン市には、人生の半分以上の時間を他人の顔や頭髪を美しく整えることに費やしてきた人々がいる...
 北部紅河デルタ地方ビンフック省イエンラック郡テーロー村(xa Te Lo, huyen Yen Lac)は、自動車や建設...
 北中部地方トゥアティエン・フエ省ナムドン郡人民委員会は24日、国民的音楽家である故チン・コン・ソン...
 ホーチミン市10区7街区人民委員会は25日、市内初となる「ニャットタオ電子街(pho chuyen doanh dien tu...
 ベトナム共産党中央執行委員会は26日に臨時会議を開き、本人からの希望を受けて、ブオン・ディン・フエ...
 米アップル社(Apple)がサプライチェーンの多様化に注力している中、依然として中国が同社最大の生産拠...
 中国は、5月1日から約3か月間にわたり南シナ海での漁獲を禁止すると発表した。漁獲禁止が適用される範...
 ハノイ市人民委員会は25日、2023~2025年の行政区再編計画を承認した。これにより、ホアンキエム区の合...
 国家証券委員会(SSC)は、情報公開規定に違反したとして、英語学校「エーパックス・リーダーズ(Apax Lea...
 双日株式会社(東京都千代田区)は、ベトナムで主流となっている家族経営を中心とした小規模小売店の受発...
 三菱重工業株式会社(東京都千代田区)は、ベトナム現地法人「ベトナム三菱重工業(MITSUBISHI HEAVY INDU...
 南北高速道路の東側路線建設工事の一部である南中部沿岸地方カインホア省カムラム~南中部沿岸地方ビン...
トップページに戻る