世界銀行(WB)のロバート・B・ゼーリック総裁は7日、ベトナム訪問2日間の日程を終えハノイで記者会見を行い、今後ベトナムへの援助を増やす考えであることを明らかにした。
ゼーリック総裁は、1日を割いて北部イエンバイ省を訪ねWBの援助プログラムの成果を自ら視察し、ベトナム政府がWBの援助を利用し、貧困層に対して電力供給などのインフラを整備している点を高く評価した。
ベトナムは2010年までに中所得国となることを目標としているが、同総裁はそのための支援も含めた今後の支援策についてグエン・タン・ズン首相と会談し、さらなる援助について検討することを約束した。