財政省は現在、国家備蓄石油管理規則の草案を作成中だ。「備蓄石油」には、ガソリン、ディーゼル油、航空燃料(民間用・軍用)が含まれる。この規則は、グエン・タン・ズン首相の決定として公布される予定だ。
草案によれば、石油の市場価格が大幅に変動(値上げまたは値下げ)した場合、財政省が計画投資省などと協議して備蓄石油の売却または購入案をグエン・タン・ズン首相に提案する。原則として、石油の市場価格が高騰したときには50%を上限に備蓄石油を売却、市場価格が下落したときに売却した量を買い入れる。売却して得られた収入と購入時の支払代金の差額は、国家備蓄基金に納付される。