ベトナム石油ガスグループ(ペトロベトナム)は、ベトナム南部沖ナムコンソン・ガス田で英BP社が保有する権益の取得を計画している。ただし、取得には政府の承認を得る必要がある。
ペトロベトナムのディン・ラ・タン会長によると、ナムコンソン海盆6.1鉱区のガス田の権益はBPが35%、インド石油公社(ONGC)が45%、ペトロベトナムが20%を保有しており、いずれの企業も合弁から離脱する場合は出資分を合弁パートナーに優先的に売却することで合意しているという。タン会長は「妥当な価格であれば取得する」と話し、外国の報道機関が報じている取得価格約10億ドル(約860億円)という情報についてはコメントを避けた。