ベトナム郵政通信グループ(VNPT)傘下のホーチミン市VNPTは、これまで7年以上にわたって提供してきたPHS方式携帯電話サービス「シティフォン」を11月15日で終了すると発表した。現在のシティフォンの利用者は、Gフォン(無線固定電話)、固定電話、ビナフォン(後払い携帯電話)のいずれかに切り替えることができる。
シティフォンはハノイ市では2002年12月から、ホーチミン市では2003年3月からサービス提供が開始された。当初は他の携帯電話サービスと比べ利用料金が安いというメリットがあったが、両市以外では使えず、移動する場合は時速40キロメートル以下でないと音質が低下するという欠点があり普及が進まなかった。