中国鉄道省傘下の第3鉄道設計調査会社はこのほど、カンボジアのコンポンスプー州~ベトナム東南部ビンフオック省間鉄道建設案件の実現可能性調査(FS)結果を報告した。22日付ラオドン紙(電子版)が報じた。
同案件はシンガポールと中国雲南省の省都昆明を結ぶシンガポール~昆明間鉄道敷設計画の一部で、投資総額は6億8600万米ドル(約538億円)土地収用・再定住地区の諸費用含まずとなっている。同路線の全長は267キロメートル。
これに先立ち中国は2008年、同案件向けに5億米ドル(約392億円)の融資協定に調印し、2009年7月から同調査会社による調査を進めていた。