BAAとバンブー航空、国内初の准定期運送用操縦士の養成修了

2025/09/18 15:13 JST配信
  • MPL制度のパイロット養成コース修了式
  • 副操縦士として乗務できるライセンス
  • 副操縦士を効率的かつ実践的に育成

 ホーチミン市にあるパイロット養成センター「BAAトレーニングベトナム(BAA Training Vietnam)」で16日、ベトナム初となる准定期運送用操縦士(MPL)制度によるパイロット養成コースの修了式が開かれた。

(C) baotintuc
(C) baotintuc

 このプログラムは、BAAトレーニングベトナムと地場不動産デベロッパー大手FLCグループ[FLC](FLC Group)傘下のバンブー航空(Bamboo Airways)が共同で実施したもの。国内でMPLの訓練が正式に認可されたのはこれが初めてとなる。

 MPLは、国際民間航空機関(ICAO)が導入した、2人乗務機の副操縦士として乗務することができるライセンスだ。この制度を導入することで、副操縦士を効率的かつ実践的に育成することが可能となる。

 BAAトレーニングベトナムのヤンカウスカス最高経営責任者(CEO)は、プログラムでは知識だけでなく思考力や実務経験も養い、必要な能力を早期に身に付けることができる内容だと説明した。

 バンブー航空のチュオン・フオン・タイン社長は、これまでベトナム人パイロットは海外で訓練を受けるのが一般的だったが、現在は国内で国際基準に沿った訓練を受けることが可能になったと強調した。

 プログラムでは、エアバスA320F型機を中心に実機訓練を行い、訓練の大半をベトナム国内で実施した。修了生は、バンブー航空での離着陸訓練などを経て、200時間の実務飛行の経験を積んだ後、副操縦士として乗務する予定だ。

 国内で初めてMPLコースを修了したことは、BAAトレーニングベトナムとバンブー航空にとって大きな成果で、ベトナム航空業界全体の人材育成力、安全な運航、競争力の向上に寄与する重要な一歩となる。

[Bao Tin Tuc 18:07 16/09/2025, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 地場不動産デベロッパー大手FLCグループ[FLC](FLC Group)傘下のバンブー
 国内トップブランドの旅行会社ベトラベル[VTR](Vietravel)とホーチミン市9区にある

新着ニュース一覧

 ハノイ市共産党委員会監査委員会は、保健省傘下の中央精神法医研究所共産党委員会(2020~2025年任期)に...
 ホーチミン市にあるパイロット養成センター「BAAトレーニングベトナム(BAA Training Vietnam)」で16日...
 東南部地方ドンナイ省で建設中のロンタイン国際空港(第1期)のサブプロジェクト3(旅客ターミナルなどの...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 キム・ティエンさんの「黄金の声」は、ベトナム国営テレビ局(VTV)の19時のニュース番組と共に長年親し...
 南中部地方ダナン市では、伝統的なシクロに最新技術を導入し、ベトナム語や英語、中国語、韓国語、日本...
 南中部地方カインホア省人民評議会は16日、同省共産党委員会筆頭副書記 兼 同省人民評議会議長のグエン...
 ベトナム共産党政治局の決定により、南中部地方ラムドン省共産党委員会筆頭副書記のグエン・ホアイ・ア...
 トー・ラム書記長は16日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の補佐官で、同国の海洋評議会議長を務...
 東南部地方ドンナイ省ビエンホア空港で15日、ベトナムと米国の両政府の協力によるダイオキシン(枯葉剤)...
 2025年の世界技術革新力ランキング(Global Innovation Index=GII)によると、ベトナムはスコアが37.1で...
 ベトナム評価レポート社(ベトナムレポート=Vietnam Report)が発表した「収益が高いベトナム企業トップ...
 日本政府観光局(JNTO)が発表した統計によると、2025年8月の訪日ベトナム人の数は前年同月比+16.7%増の...
 日本の財務省が発表した2025年8月の貿易統計(速報)によると、ベトナムの対日貿易収支は前年同月比▲0.1...
 インフルエンサーPRやリリース配信サイト「@Press(アットプレス)」などを手掛けるソーシャルワイヤー...
 新潟県は、10月4日(土)・5日(日)の両日、「にいがたベトナムフェスティバル2025」を新潟駅南口広場で開...
トップページに戻る