国内トップブランドの旅行会社ベトラベル[VTR](Vietravel)とホーチミン市9区にあるパイロット養成センターBAAトレーニングベトナム(BAA Traning Vietnam)はこのほど、パイロット養成センターの施設を活用した「飛行機操縦体験ツアー」を開始した。
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VTRは2020年4月に航空会社「ベトラベル・エアラインズ(Vietravel Airlines)」を設立し、12月18日に運航開始を控えている。
BAAトレーニングは中東やヨーロッパを中心に83拠点を有する大手パイロット養成校の1つで、ベトナムでは2018年末にパイロット養成センターを開設した。投資総額は5000万USD(約52億円)、面積3000m2の広大な訓練施設で航空各社のパイロット候補生が訓練を受けている。
「飛行機操縦体験ツアー」の料金はおよそ430万VND(約1万9400円)。訓練施設を見学するほか、技術スタッフからコックピットにある機器のパラメータやオペレーションシステムについて説明を受けることができる。
さらに、エアバスA320型機のコックピットを模したシミュレーターで、パイロットとして飛行機の操縦体験ができる。シミュレーションでは様々な気候条件の中、技術スタッフの指導を受けながら米国のジョン・F・ケネディ国際空港、フランスのシャルル・ド・ゴール国際空港、韓国の仁川国際空港など世界各国の空港から離着陸し、目的地まで操縦することができる。シミュレーションの飛行ルートやオペレーションの再現性は最大96%と、実際に操縦している感覚に極めて近い体験が可能だ。
今後2023年までにコックピットシミュレーター4基の導入と、基本操縦を学ぶ初心者向けアブイニショ(ab initio)養成センターの開設を計画している。