クラフトチョコレートの製造や販売を手掛けるザ・ココア・プロジェクト(The Cocoa Project)は、ホーチミン市内で運営する実店舗「ココア・カフェ(Cocoa Cafe)」と「ココア・キッチン(Cocoa Kitchen)」の2店舗を、25日をもって閉店する。
![]() (C) VIETJO/Sa Huynh |
同社は2021年5月に設立され、2026年2月には資本金を450億VND(約2億7000万円)から710億VND(約4億3000万円)に増資していた。
法定代表者であるサファリアン・グリシャ・アンドレ・J(Safarian Gricha Andre J)氏は、持続可能な発展を目指すプログラム「カカオ・トレース」を推進し、ベトナム産カカオの地位向上に尽力してきた。
同社は2025年にクラフトチョコレートの品評会「アジア太平洋国際チョコレートアワード(International Chocolate Awards Asia-Pacific)」で銀メダルを獲得するなど、実績を残している。
店舗の営業は終了するが、ブランドの活動は継続し、製品の製造を続けるとともに、小売パートナーを通じた販売や企業向けの販売に注力する方針だ。
店舗という体験の場は失われるが、南部メコンデルタ地方ビンロン省、同ドンタップ省、東南部地方ドンナイ市など国内の優れたカカオ原料を用いたチョコレートの魅力を伝える取り組みは、新たな形態で続けられる。
専門家は、競合の地場チョコレートメーカーである「マルゥ(Marou)」がコア事業に軸足を置いた事業展開を続けているのに対し、ザ・ココア・プロジェクトはビストロやレストランといった本格的な飲食店運営に乗り出したことで、運営の複雑化とコスト増を招いたと分析している。








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