地場のフィットネスチェーン大手であるシティジム(Citigym)は、全社的な事業再編に伴い、10月1日付けでホーチミン市の大型2店舗の営業を一時停止すると発表した。
![]() (C) Citigym |
高コスト構造や消費者の支出抑制などにより、国内のジムチェーンで店舗閉鎖や事業縮小が相次ぐ中、同社は運営体制の効率化を図るとともに、影響を受ける会員への優遇措置を講じ、会員の利益保護に努める方針だ。
営業停止の対象となるのは、ホーチミン市の「バンハインモール(Van Hanh Mall)」にある店舗と、タインミータイ街区(旧ビンタイン区)ディエンビエンフー(Điện Biên Phủ)通りの店舗だ。
同社は店舗移転やリソースの再配分を進め、サービスの品質やプログラムの改善を図る。特定店舗のみを利用できる会員には、全店舗を利用できる会員カードへの無料アップグレードと契約更新時に使える30%割引券を提供し、複数店舗を利用できる会員には無料利用期間の延長などを案内する。
ベトナムのフィットネス市場は、過去10年間に年平均約+20%のペースで拡大してきたが、高額なテナント料や設備維持費、競争激化により大手チェーンの経営環境が厳しさを増している。
国内では、カリフォルニア・フィットネス&ヨガ(California Fitness & Yoga)やエリート・フィットネス(Elite Fitness)など大手チェーンが店舗網の縮小や撤退を進める一方、テクノロジーを活用した24時間営業の低価格ジムや無人型ジムといった新興モデルが台頭している。
大手各社が社会保険料の滞納問題なども抱える中、需要構造の変化に合わせた柔軟なビジネスモデルの構築が求められている。




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