日本政府観光局(JNTO)が発表した統計(推計値)によると、2026年8月の訪日ベトナム人数は前年同月比▲7.5%減の5万6600人となった。一方で、2026年1~8月の累計では、前年同期比+5.4%増の50万5300人となり、50万人を突破して着実な拡大傾向を維持している。
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訪日外国人全体を見ると、8月は前年同月比▲9.6%減の309万8900人、1~8月は前年同期比▲2.7%減の2762万6300人だった。
8月の動向と要因
8月のベトナム市場では、スクールホリデーや8月末の連休、4月に新規就航したハノイ~静岡線などのプラス要因があった。しかし、訪中旅行の継続的な人気などが響き、前年同月の6万1215人を下回る結果となった。
なお、JNTOは同市場について、観光客だけでなく、留学生や技能実習生など、観光以外の目的で入国する層が多い点に留意が必要だとしている。
2026年の月別推移と変動要因
2026年の訪日ベトナム市場の動向を月別に見ると、3月に単月として過去最高となる9万2000人(前年同月比+43.5%増)を記録した。また、1月(5万2800人、同+4.7%増)、4月(7万6000人、同+18.6%増)、6月(5万6500人、同+6.7%増)もそれぞれ各月の過去最高を更新した。
一方、テト(旧正月)の時期が2月中旬となった2月(6万1000人、同▲17.4%減)や、航空便の減便などが影響した5月(5万8000人、同▲2.1%減)、7月(5万2100人、同▲2.7%減)は前年を下回っており、月ごとの変動が見られる。
長期的な拡大傾向と航空路線の強化
長期的な視点では、ベトナム市場は2025年通年で過去最高となる67万8500人(前年比+9.2%増)を記録するなど、拡大傾向が続いている。
この背景には、新規就航や増便、チャーター便の運航など、日本各地への航空ネットワークの拡充がある。月ごとの変動はあるものの、航空座席数の増加や地方へのアクセスの向上を追い風に、今後も市場の成長が期待されている。






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