- カカオ豆の安定調達と現地産業の発展へ
- 新たなカカオ調達国としてベトナムに注目
- 7年間の購入契約、カカオ苗木の無償提供
大手菓子メーカーの株式会社ブルボン(新潟県柏崎市)は12日、カカオ豆の安定調達と現地産業の発展を目的として、南中部地方ザライ省において現地企業との間で「ザライ省におけるカカオ原料生産地域の開発および安定的な消費の確保に取り組む覚書」を締結した。
![]() (C) ブルボン |
アフリカを中心としたカカオの主要産地では、気候変動などの要因を背景としたカカオ豆の収量不足が続いており、カカオ豆やカカオ原料の価格高騰と調達の不安定化が深刻化している。
こうした中、ブルボンは、新たなカカオの調達国として、近隣のアジア圏で栽培・発酵技術の評価が高く、近年生産量が増加傾向にあるベトナムに注目し、ベトナムのカカオ産業の持続可能な発展に資するべく、今回の覚書を締結した。
覚書には、カカオ豆の持続的かつ安定的な調達を目指した7年間の購入契約に加え、ベトナムのチョコレート製造・輸出企業であるカカオ・チョンドゥック(Cacao Trong Duc)との持続可能なカカオ原料産地形成を目指す協力プログラムの一環として、現地のカカオ農家に3年間で4万本を超えるカカオの苗木を無償提供する項目を含んでいる。これにより、現地でのカカオ栽培面積の拡大や生産性の向上を目指す。
また、安定的な調達を図ることで、住民の所得向上を目指すとともに、さらなる品質向上にも取り組み、ザライ省産カカオ原料の高付加価値化を図ることで、地域の持続可能な発展への寄与を目指す。





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