ビンEVタクシー、フィリピンのダバオでサービス開始

2025/12/17 15:31 JST配信
  • ミンダナオ島のダバオでサービス開始
  • フィリピンではマニラ首都圏以外で初展開
  • 各都市のクリーン交通への移行を後押し

 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)製電気自動車(EV)・電動バイクのレンタカー・タクシー会社で、配車サービス「サインSM(Xanh SM)」を展開するグリーンGSM(Green GSM)は15日、フィリピン南部ミンダナオ島のダバオでEVタクシーサービスを開始した。フィリピンでは、マニラ首都圏以外での展開は初めてとなる。

(C) Vingroup
(C) Vingroup

 グリーンGSMは、ダバオでも、◇体験、◇ドライバー、◇車両、◇価格、◇環境を重視する5つのグリーン基準に沿った運営モデルを採用する。全車両にビンファスト製EVを使用し、排出ガスを出さない移動手段を提供するほか、専属ドライバーによる安定した運行体制や、アプリ上での透明性の高い料金設定を通じ、静かでクリーンな都市交通の実現を目指す。

 利用者は、グリーンGSMの専用アプリやコールセンター、指定乗降ポイントのほか、主要商業エリアでの流し利用も可能だ。サービス開始を記念し、新規登録者には25グリーンポイント(1ポイント=1ペソ)が付与され、初回または次回以降の乗車に利用できる。

 ダバオは、人口増加と商業活動の拡大が続く一方、環境保全や持続可能な都市開発を重視してきた都市として知られる。近年は移動需要の増加と並行し、空気環境の改善や生活の質向上に向けた取り組みが進められており、環境配慮型モビリティの導入に適した市場とされる。

 グリーンGSMはこれに先立つ6月にフィリピン市場へ参入し、信頼性、透明性、環境配慮を軸とするモビリティサービスを展開している。今回のダバオ進出により、フィリピンの各都市におけるクリーン交通への移行を後押しする方針だ。

[Vingroup 15/12/2025, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビ
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビ
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電
 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビ

新着ニュース一覧

 地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビ
 国会でこのほど可決された改正民間航空法(2026年7月1日施行)では、「低空域の航空輸送」という概念が法...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ベトナムを中心に国際決済・データインフラ事業を展開する韓国系アリエックス・ベトナム(Alliex Vietna...
 東南部地方ドンナイ省ディンクアン村のスオイコー地区に面するチアン湖では、カンボジアから帰国した越...
 国会でこのほど可決された改正投資法では、行政手続きの簡素化や条件付き事業分野の削減など、投資環境...
 米国ハーバード大学の卒業生で、ベトナム系米国人のアインフー・グエン(AnhPhu Nguyen)氏と友人のケイ...
 自動車安全システムを提供するスウェーデンのオートリブ(Autoliv)はこのほど、東北部地方クアンニン省...
 国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は15日、ベトナムが11月7日付けで所定の手続きを完了し、IRENAに加...
 キプロスの首都ニコシアで15日、ベトナム財政省とキプロス財務省が、所得に対する二重課税防止・租税回...
 ギャラクシー・スタジオ(Galaxy Studio)は15日、北部市場への進出戦略の一環として、同社にとってハノ...
 ホーチミン市は、2026年3月1日から市内路線バスの運賃を改定するとともに、バスと同市都市鉄道(メトロ)...
 SBIホールディングス株式会社(東京都港区)は、同社グループが運営するSBI-NTUキョウボ・デジタルイノベ...
 総合物流業の伊藤忠ロジスティクス株式会社(東京都港区)は、ベトナムにおけるグローバルサプライチェー...
 コンベヤや環境プラント、ロボットSIなどの事業を手掛ける株式会社JRC(大阪府大阪市)は、同社100%出資...
トップページに戻る