ギーソン製油所、コンゴ産原油95万バレルを初輸入 供給多角化

2026/05/19 06:37 JST配信

 出光興産株式会社(東京都千代田区)などが出資するギーソン製油石化(Nghi Son Refinery And Petrochemical LLC=NSRP)が運営するギーソン製油所(北中部地方タインホア省)はこのほど、コンゴ共和国産の原油「ジェノ(Djeno)」95万バレル超を受け入れた。国内市場の需要を満たすためのガソリン・石油製品の精製に使用される。

(C) Bao Tin Tuc
(C) Bao Tin Tuc

 中東情勢の緊迫化により従来のクウェート産原油の供給が影響を受ける中、輸入元の多角化は同製油所の安定稼働と国内市場への供給確保において重要な意味を持つ。

 今回の輸入は、ペトロベトナムグループ(Petrovietnam=PVN)傘下のギーソン製油製品流通支店(PVNDB)が手配した。PVNDBにとってNSRP向けに原油を手配するのはこれが初となり、国家のエネルギー安全保障に貢献するとともに、石油製品の販売から国内製油所への原油サプライチェーン構築へと事業を拡大する重要な一歩となる。

 PVNDBは今後もNSRPや国内製油所のニーズに合わせて原油の輸入を継続し、国際協力の拡大や供給源の多様化を推進する方針だ。

 NSRPはこれまでに、アラブ首長国連邦(UAE)産原油「ダスブレンド(Das Blend)」の受け入れと精製にも成功している。クウェート産原油と組み合わせて年間1000万〜1200万バレルの新たな原油を追加精製し、特に重油直接脱硫装置(RHDS)の触媒交換などの特殊な稼働期間における代替原料として安全かつ効率的に活用する戦略を掲げている。

 年初に発表された2026年の生産計画によると、NSRPは同年中に約1250万tの原油を輸入し、約900万tの石油製品を国内市場に供給する見通しだ。

 なお、ギーソン製油所は2008年に設立され、投資総額は90億USD(約1兆4300億円)を超えている。

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