メコンデルタ地方ティエンザン省人民委員会の幹部は24日、「2010年ミス・ワールド世界大会」の同省での開催をグエン・タン・ズン首相に申請したことを明らかにした。この幹部によると、1カ月ほど前に世界大会の興行権を持つ米RAAS社、ティエンザン観光社と協議した結果、同省チャウタイン郡のトイソン島で開催することで意見が一致したという。
一方、同世界大会の開催予定地だった南中部カインホア省人民委員会のフイン・ゴック・ボン報道官は、RAAS社のホアン・キエウ社長から開催地をティエンザン省に変更するとの文書を受け取ったことを確認した。キエウ社長は変更の理由について「ティエンザン省を含むメコンデルタ地方の貧困削減に貢献するため」と説明している。カインホア省人民委のレ・スアン・タン副主席はこの理由についての論評を避け、政府の指示に従うとだけ述べた。開催地については政府が最終判断を下すことになる。